オーダーメイドのエメラルドのK18ピアスを製作中です。

以前にエメラルドのルースについてこちらに投稿していましたが、

お客様に選んでいただきましたエメラルドでk18のピアスの製作を開始しました。

 

製作写真になります。

24金に銀と銅を加えて18金の地金を作り、ローラーで延ばして、

今回の石枠は覆輪留め(伏せ込み)なので板の厚さが爪留の時よりも厚めに、丸めていきます。

k18覆輪留めの石枠作り
エメラルドとメレーダイヤの石枠作り

 

線引き板という線、パイプを作るための道具で、大きい穴から、小さい穴へ通して、パイプを細くしていき、

エメラルド、ダイヤそれぞれ必要な直径まで引きます。

一度火をかけてもう一度同じ所で引いてから、合わせ目をロウ付け

ロウ付けした所です。ヤスリかけをして綺麗にしていき、

ドリル、リューターの先端工具などで、石座が安定するようにします。

ダイヤの方も同じく作り、

今回のデザイン画、出来るだけ近づけるようにこれから調整して、

それぞれのパーツをロウ付け組み立ていきます。

左右対称になるように、ここは時間をかけて作業したいと思います!

 

完成しお渡し後にこちらでご紹介させて頂きます。

オパールのルースを期間限定で販売しています。

ボルダーオパール、ブラックオパールのルースを販売しております。

比較的手頃な小さめのブラック、様々な表情のボルダーオパールがございます。

 

青紫が珍しいです。

モネの様な。

こちらもモネ ぽい?

オパールのルースの期間限定販売

ブラウンから滲み出ているパステルカラー

七宝の様にも見えます。

写真、難しいです。実際はもっと綺麗です。

 

12月中旬までの期間限定です。

実際にご覧になりたい方はご予約いただきご来店ください。

お気軽に!

 

 

トルマリンキャッアイにブラックダイヤモンドのメレーを添わせた一点ものK18ネックレス

先日製作写真をご紹介しましたトルマリンキャッツアイのネックレスの完成写真です。

トルマリンキャッツアイにブラックダイヤモンドのメレを添わせたネックレス
トルマリンキャッアイブラックダイヤメレネックレス

シンプルなデザインですが、ブラックのメレーを天地左右に添わせた大人っぽいデザインかと思います。

 

 

トルマリンキャッアイにブラックダイヤモンドを絵添えたk18ネックレス
トルマリンキャッアイネックレス

写真は難しいですね、キャッアイはハッキリ現れているのですが・・

Instagramにリールを投稿していますので、こちらだと実際の感じがよく分かって頂けるかと思います。

上の2枚は一眼レフで撮影したもので、下がiPhone撮影です。

意外とiPhoneの方が良いのでしょうか??

 

オンラインショップにも掲載しましたので、ぜひご覧いただければと思います。

 

トルマリンキャッツアイにメレーのブラックダイヤモンドを添わせたネックレスの製作写真です。

先日こちらのブログでご紹介させて頂いたトルマリンキャッツアイ のルースがこちら

大きさは1.98ct  サイズは8.3✖️5.2ミリ

K18製、メレーブラックダイヤモンドを4p天地左右に添わせたデザインのオリジナルデザイン、ネックレスを製作しました。

写真で見えているように、小さな傷、インクルージョンがありますが、伏せ込み枠でだいたい隠れています、

キャッツアイがはっきり現れていてとても綺麗な石かと思います。

 

製作写真を少し。

トルマリンとブラックメレーダイヤの石枠
トルマリンとメレーダイヤ石枠

トルマリンは片側が少し窄んでいる変形のオーバルです。石の底も平らではなかったので、

綺麗なオーバルとは違い時間をかけての石枠作りでした。

 

石枠同士をロウ付け
トルマリン石枠にダイヤの石枠をロウ付け

天地左右にロウ付けしましたが、やはりここでも変形石ならではの難しさがありました。

完全な中心というよりも、見た目の判断の方がバランスが良いのかと思います。

石留めの作業
伏せ込み、3本爪の石留め

キャツアイの石の場合タテに配置したデザインが多いかと思いますが、

こちらのデザインは横向きのデザインです。

メレダイヤの爪の所に丸カンをロウ付けしてチェーンを通し、チェーンは外せない仕様にしました。

 

次回完成写真をアップいたしますが、今回のトルマリンの深い青緑の色にブラックダイヤモンドがとても合っていると思います。色の相性は良くても、色の範囲も大事で、今回も小さなブラックなので、バランスが良く、

引き寄せ合っている石、という感じがします。

 

次回の完成写真をお楽しみに。

エメラルドのルースを取り寄せて。

今回はオーダーメイドのピアスをご検討のお客様のご依頼で

エメラルドのルース(裸石)を幾つか貸出して頂きました。

ラウンド、ペアシェイプ、エメラルドカット、小振のピアス用なので3〜4.0ミリの小さい石です。

 

エメラルドについて少し調べてみました。

多くの人がこの石の存在を知っているように、世界三大貴石の一つです。

ルビー(硬度9)、サファイア(硬度9)、エメラルド(硬度7.5〜8)をそう呼び、

宝石の王様ダイヤモンド(硬度10)を加え四大貴石と呼ばれることもある様です。

 

ダイヤモンド、ルビー、サファイアなどもインクルージョン(内包物)カーボン、小さなヒビなど見えるルースも存在しますが、エメラルドの場合はそれが顕著なものが多く、あまりにも何もない綺麗なルースは合成石では?と疑うことも必要な石かと思います。

実際に今回貸出して頂いた宝石業者の方のお話で

天然エメラルドと称して合成エメラルドを出荷する工場もあります
合成石のサンプル提出が無いため特性を把握できず鑑別機関で看破できない状況
が続いています
キズ無し・インクルージョン無しの美品が連続供給できる商社には要注意と思い
ます

とのことでした。

 

他の貴石とは異なり、内包物がない物を探す事よりも天然エメラルドの個性と捉えるのが良いようで、

ある資料には、インクルージョンがある事によって光は石に入射した時に屈折する、

それが冷たい印象の緑色に暖かみを与える原因となっている。 と書かれています。

 

次回は描かせて頂いたピアスのデザイン画をご紹介できるかと思います。