譲り受けられた古いデザインの指輪をブローチとペンダントにリフォームして使えるデザインに

譲り受けられた古いデザインの18金の指輪と14金ホワイトゴールドの指輪を使えるデザインに!というご依頼でご来店いただきました。

こちらがお持ち頂いたリング、右側の石は苔入りめのうです。左の石はおそらくエンスタタイトという石かと思います。キャッツアイ効果が少し出ている石です。

それぞれ数点デザインをご提案させていただき、製作に入っておりました。

めのうの方はピンブローチに。濃い目の茶色の瑪瑙、大きさもありその石だけで存在感が強すぎる感じになってしまうので、石の表面をすこし18金で隠すようなデザイン、

曲線のラインを加える事でやさしいイメージに変わります。

完成したブローチです。石を裏から留める裏留めです。

これからの季節コートの襟元などに使って頂けると思います。

 

k14ホワイトゴールドのエンスタタイトはペンダントにリフォームさせて頂きました。少し不思議な光りを漂わせている濃いグレーの石を引き立たせるためバチカン部分にメレーダイヤを入れたシンプルなデザインです。

完成写真がこちら。

素肌に着けられても、お洋服の上でも素敵に使って頂けるかと思います。

Sさま この度はありがとうございましたm(_ _)m

シンプルな平打ちのご結婚指輪は18金ピンクゴールドとハードプラチナで

フルオーダーメイドのご結婚指輪を製作させて頂きました。

デザインはシンプルな程よい幅、厚みの平打ちリング。

奥さまのリングがK18ピンクゴールドで、

ご主人のリングがPt970で作らせて頂きました。

このプラチナ970という素材ですが、これまでプラチナ900に対してパラジウムを100入れてPt900で製作することがほとんどでしたが、最近のご結婚指輪はいろんなメーカーさんでハードプラチナという素材で商品化しているようです。パラジウムの代わりにルテニウムという金属を入れてパラジウム割りよりも硬いプラチナにしています。今回お客様のご依頼でハードプラチナという素材での製作はできますか?とのことで初めてハードプラチナで製作させて頂きました。

割り金の金属が少し違うだけで地金の特徴が変わるもので、これまでのパラジウム割りよりも、成型しやすいな〜と感じました。仕上げのキズ取りなどはこれまでと変わらず地道にヘラがげを何度も繰り返す時間のかかる作業です。

今回のご希望はピッカピカの光沢仕上げがご希望でしたので、ルーペで小さな小傷を探してはヘラでつぶしを繰り返します。

そしてピカピカのリングが完成いたしました。

こちらです。

18金ピンクゴールドはイエローよりも優しい色味ですね。

リング内側角の部分は丸く削り内甲丸になっています。

 

優しい雰囲気の素敵なお二人に合ったご結婚指輪だな〜と感じています。

次回は小さなお子さまとご一緒に来て頂けたら、と思っております!

O様 この度はありがとうございましたm(_ _)m