トルマリンキャッツアイにメレーのブラックダイヤモンドを添わせたネックレスの製作写真です。

先日こちらのブログでご紹介させて頂いたトルマリンキャッツアイ のルースがこちら

大きさは1.98ct  サイズは8.3✖️5.2ミリ

K18製、メレーブラックダイヤモンドを4p天地左右に添わせたデザインのオリジナルデザイン、ネックレスを製作しました。

写真で見えているように、小さな傷、インクルージョンがありますが、伏せ込み枠でだいたい隠れています、

キャッツアイがはっきり現れていてとても綺麗な石かと思います。

 

製作写真を少し。

トルマリンとブラックメレーダイヤの石枠
トルマリンとメレーダイヤ石枠

トルマリンは片側が少し窄んでいる変形のオーバルです。石の底も平らではなかったので、

綺麗なオーバルとは違い時間をかけての石枠作りでした。

 

石枠同士をロウ付け
トルマリン石枠にダイヤの石枠をロウ付け

天地左右にロウ付けしましたが、やはりここでも変形石ならではの難しさがありました。

完全な中心というよりも、見た目の判断の方がバランスが良いのかと思います。

石留めの作業
伏せ込み、3本爪の石留め

キャツアイの石の場合タテに配置したデザインが多いかと思いますが、

こちらのデザインは横向きのデザインです。

メレダイヤの爪の所に丸カンをロウ付けしてチェーンを通し、チェーンは外せない仕様にしました。

 

次回完成写真をアップいたしますが、今回のトルマリンの深い青緑の色にブラックダイヤモンドがとても合っていると思います。色の相性は良くても、色の範囲も大事で、今回も小さなブラックなので、バランスが良く、

引き寄せ合っている石、という感じがします。

 

次回の完成写真をお楽しみに。

スターサファイアの18金ネックレスの製作写真

先日ご紹介させて頂いたオーダーメイドでお受けしておりますスターサファイアのネックレスデザイン、

こちらの製作に取り掛かっていました。今回は工程ごとに取り忘れる事なく写真撮りました!

 

まずは地金を溶かして角棒にしたところです。純金75%に対して銀と銅が25%銀と銅の割合を5:5のイエローです。

サファイアの石枠は伏せ込み枠です、外側の枠と支える内側の板が必要です。まず外側の枠、石の外径にピッタリ合わせて板を丸めて隙間なく、ロウ付けして形を整え・・

内側の枠は支えの板になるので外側の枠より少し厚めの板にします。こちらも外側の枠の中にピッタリ嵌まるように、

合わせてロウ付けして石を乗せた状態、と外側に一巻きする板になります。

一巻きする板に彫金を施しました。ロウ付けしてからでは石枠にタガネが当たってしまうので、この段階で彫金しておきます。

そして石枠にロウ付けしました。

チェーンは直付けになりますので丸カン、チェーンを繋げてロウつげ、これで全部のロウ付けが終わりました。

サファイアの厚みがあるのでチェーンに下げた時に石が前かがみにならないように、丸カンの位置を決めます、

個人的にはあまり丸カンが目立つのが好きではないので出来るだけ小さめで少し隠れるようにしています。丸カンを縦につけると目立たないのですが、今回は縦に付けると重心が後ろになってしまい、ペンダントが前に傾いてしまいますので横向きです。

綺麗に仕上げて石留めです。

石留めした後の傷取りなど仕上げをして完成です。

 

お渡し後、完成写真をアップさせて頂きます!