リフォームご依頼のK18ピンクゴールドのダイヤモンドリングのデザイン画を描きました。
今日の天気は朝から雨で最高気温も16度といよいよ寒い季節突入な感じの札幌です。
先日、指輪のリフォームご依頼をお受けしましたので、ご意向に沿ったデザインを考案、
重ね付け、普段使いできてシンプル、少しオーダーメイドらしさも・・・とのことでした。
数点に絞ったものを厚口のトレーシングペーパーに写したところ
地金部分は裏から色鉛筆で塗り込み、表側から影をつけています。K18色はイエローオーカー(黄土色)
を使用しています。
影も表からイエローオーカーで塗ると自然な感じに立体感が出てきます。
一番濃い部分は濃いめのブラウンを、入れ過ぎないようにするのがポイント、
ダイヤモンドの色はグレイを使用しています、メーカーによっても少し色味が違うので、
少しブルー系のグレイにするのが良いかと思います。
表から石の部分にグレイを塗り込んでおきます。
ポスターカラーのホワイトを使用して、地金部分のハイライト、ダイヤモンドのカットを面相筆で描き完成させます。
光が左上から当たっていると仮定して陰影をつけています。(一定方向からの光を仮定して描くことがポイントですね。)
今回使用する地金はk18ピンクゴールドなので、濃い色の地金部分などに薄くピンクを載せて完成です。
基本的に上面図は実寸で描き、透視図は少し拡大して描いています。
カラーボードで絵の具で描くのは手間がかかりますが、トレペで色鉛筆で描くこの方法だと比較的短時間で描くことが可能です。
またこの方法だと、トレペを手に乗せデザインを指に当てて見ることができるので、完成のイメージが想像しやすいのかと思います。
左下のV字ライン、5個のミル打ちした覆輪留めを少し離し細い線で(厚みはあります)つないだ様なデザイン、
こちらに決めていただきました。
シンプルなデザインですが、なかなか無いデザインの指輪でオーダーメイドならではですね。
製作写真もアップしていけたらと思います。